【実話】私がクレジットカード現金化で30万円を詐欺業者に騙し取られた体験談

「詐欺とか騙されるわけ無い」

私も一回騙されるまではそう信じていました。
オレオレ詐欺や架空請求詐欺、振り込め詐欺などすべて幼稚なものばかりで自分は大丈夫だと信じていたのです。

そんな私は自業自得なのか詐欺業者のまんまと騙されて30万円という大金を失うことになってしまいました。
過去を振り返ると自分でも怪しいと思うのですが、その頃は「詐欺かもしれない」なんてまったく思わなかったのです。

皆さんが同じ詐欺の手口で騙されて、多額のお金を騙し取られてしまわないように今回は私が詐欺業者に騙された時の体験談をお話します。
この体験談が役に立って一件でも詐欺被害が抑えられたなら幸いです。

経営不振のパン屋を救うはずが・・・。

今から5年前ほどの話です。
あの頃は今と同じようにパン屋を営業していたのですが、長く続く不景気のせいなのか経営が上手く行ってはおりませんでした。
毎月赤字となる始末で、パン屋を閉店することも毎日のように考えていました。

しかし、子供の頃からの夢であったパン屋をすぐには諦めることはできず、なんとか融資を受けることはできないのかと様々なところを駆け回りましたが、どこも赤字のパン屋にお金を貸してくれる稀有な貸金業は存在しません。
「いよいよサラ金に手を出すのか・・・」なんてことを考えていました。

そんな時に目に飛び込んできたのが「カードでお金を借りる」と書かれた看板です。

切羽詰まっていた私は止めとけばいいのにも関わらず、フラフラとそのカードでお金の看板の店舗に足を進めてしまったのです。

現金化業者とのやり取り

店内に入ってみると雑居ビルにある怪しい店舗にも関わらず意外にも店内は綺麗なものでした。
そして、私が入店したことに気づいたスーツ姿のお兄さんがこちらに近寄ってきて、取引が始まったのです。
※現金化業者を「現」私のセリフを「私」と表記します。

現「本日はどのようなご要件ですか?」

私「あの・・・こちらでカードでお金を借りれるって聞いたんですけど・・・。」

現「現金化ご希望ですね。ありがとうございます。それではこちらの待合席でお待ちください。」

私「はぁ・・・わかりました。」

そして、暫く待合席でタバコを吸っていると5分ほどで先ほどの優しそうなお兄さんがやってきました。

現「それでは、当店のシステムはご存知でしょうか?」

私「いや、全く知らないです。すみません。」

現「いえいえ、それでは簡単に説明すると当店ではお客様のクレジットカードで商品を購入していただき、それを当店で買い取らせて頂くというシステムとなっております。」

私「買ったものをそのまま売るってことですか?」

現「そうです。当店では換金率98%で買取を行っておりますのでお客様の負担は利用金額の2%だけとなります。ただし、入金までは一週間かかってしまいますのでそちらだけご了承ください。」

私「今は貰えないんですね。つまり一週間後に使ったお金の98%がもらえるってことでいいですか?」

現「その通りです。」

私「それでしたら是非10万円分お願いします!」

こうして私は新幹線の回数券を購入し、そのまま現金化業者に渡してスキップをしながら帰路につきました。

入金が振り込まれない

こうしてなんとか経営資金を手に入れることが出来た(と思ってる)私は意気揚々とパン屋に戻り新作のメニューの開発に勤しみました。
しかし、約束の一週間が過ぎ、2週間が終わろうとしても現金化業者からお金が振込まれることはありません。

「なんか変だな・・・。」

そう思った私はもう一度現金化業者に訪ね、話を聞いてみたのです。
しかし、現金化業者の言った言葉は驚愕なものでした。

現「買取させて頂いた商品に不備があったため、こちらで処分致しました。」

「はぁ!?」と叫んだのを強く覚えています。
なんと現金化業者が話すには私が購入した新幹線の回数券に不備があり、そして不備があった場合には入金は行われないと私がサインした利用規約に書かれていたそうです。

もう何が何だかわからずにパニックな私に現金化業者はこう言いました。

現「ですが私さんも可哀想ですし、今回だけ!あと20万円取引してくれたら30万円の98%、つまり294,000円お渡しできますけど、いかがしますか?」

悪魔の言葉ですね。
しかし、私の中では10万円を失ってしまったという意識が強く、この話の信憑性などまったく考えませんでした。
ただ、考えていたのは10万円をどうやって取り戻すのかだけです。

そして、もう20万円のショッピング枠を現金化業者に渡してしまったのです。

もちろん現金が手に入ることはない

一日千秋の思いで、私は一週間を待ち続けました。

ここまでお読み頂けば簡単に想像が付くと思われますが、もちろん入金行われませんでした。
その後、現金化業者の事務所に殴り込みをしましたが、既に時遅く詐欺業者の事務所は閉店していました。

私にこれ以上を詐欺業者を追いかける手段は無く、警察に通報もしてみましたが現金化取引自体が民事に当たるため警察は動けないとのことです。
何人もの被害者が声を揃えれば可能性はあるそうですが、現実的には摘発するのは難しいと。

結局、自分が現金化を利用したのが悪いということになり泣く泣く30万円を失うことになりました。

現金化業者を比較する余裕を持とう

はじめ、私はこの話が舞い込んだ時に理想的なタイミングで現金取得方法が舞い降りたと感じました。
しかし、それは詐欺業者が利用者からお金を騙し取るための甘い罠だったのです。

特に私の場合は自営業であるということを伝えてしまっていたため、詐欺の標的に掛けられたのだと思っています。
今思えば怪しい点はいくつもありました。

  • 98%というあり得ない高換金率
  • 入金までに一週間必要。(手渡しで無い)
  • 一回目で入金が行われなかった

少し冷静になれば、詐欺に気づけるチャンスはいくらでも転がっていたのです。

結局お金の件は妻の両親に土下座をし、借金をすることになりました。
妻には「情けない夫だ」と思われたことでしょう。

このような詐欺に遭わないためにも、現金化業者を利用する際には適切な契約内容か確認をして、一度冷静になって現金化業者を比較する余裕を持つ必要があるのです。